乳がん検診

乳癌とマンモグラフィ

もともと乳癌は欧米に多い病気でした。しかし最近は脂肪の多い食事など生活が欧米化してきており、 日本人の乳癌は増加してきています。
もちろん早期発見、早期治療が大事ですが、 初期のうちは自己検診などで見つけることはなかなか難しいのが実際です。

乳癌検診は視触診、超音波、マンモグラフィなどが行われますが、 マンモグラフィはさわってもわからない乳癌の発見に力を発揮します。
もちろん万能ではありませんので、そのほかの検査と組み合わせて診断率を高めています。

マンモグラフィの撮影

 マンモグラフィはレントゲン検査の一種です。 撮影用の板の間に乳腺をはさんで撮影を行います。 通常は左右と上下の2方向で撮影します、つまり左右撮ると都合4回はさむことになります。 このときいかに薄くはさむかで写真のきれいさが変わってきます。

聞いたことのある方もいると思いますが、検査時に「痛かった」というかたもおいでです。 痛みの具合をお聞きしながらはさみますが、きれいな写真を撮るため、ということでご協力をお願いします。

乳房内にあるしこりが白く丸く移っています(矢印)、一部がギザギザとしており、これは乳癌のマンモグラフィです。
やや見にくいですが、乳腺内に部分的に細かい石灰化(カルシウムがくっつくこと)をみられます。これも乳癌です。